爪が白くなるいくつかの原因
爪の色が白くなる原因にはいくつかの理由があります。
まず通常の爪は、爪を通して見える毛細血管の色が現れて、薄ピンク色をしています。
それが、外的影響も無く白濁したりするのは、病気や栄養素等が疑われます。
爪が白くなる症状について挙げていますが、心配がある方は皮膚科医に受診する事をおすすめします。
爪が厚く白濁する「爪水虫(爪白癬)」
爪自体が水虫になると、爪が厚く白濁してきます。
「爪白癬(そうはくせん)」とか「爪真菌症(そうしんきんしょう)」と呼ばれます。
水虫菌はカビの一種で、皮膚の角質の主成分ケラチンを栄養源としています。
つまり、ケラチンで出来ている爪も直接感染するわけです。
症状として、爪の先端側から白濁していく感染がほとんどで、徐々に厚くなり次第にボロボロと崩れます。
重大な疾患という訳ではありませんが、人に感染するものであり、しかも治療が長引きやすい病気です。
内服薬と塗り薬が併用される事が多いです。
巻き爪や陥入爪にも移行しやすい疾患のため、爪の食い込みによる痛みで爪水虫と診断される方も少なくありません。
ネイルベッドが白濁する
ネイルベッドとは爪の中心部の、皮膚とくっついている場所です。
健康な爪はネイルベッドが透明に透き通って中に見える皮膚の毛細血管の色で薄いピンク色です。
つまり、ネイルベッドが白くなるのは、爪自体が濁り透明度が落ちている証拠。
その原因として、肝臓や腎臓の疾患、糖尿病の方もなりやすい症状です。
また、黄ばみがかった白濁色の場合、爪生成に関わる栄養素不足や新陳代謝の低下、リンパの疾患トラブルが考えられます。
ちなみに、外的影響以外で爪が剥がれてしまう「爪甲剥離症(そうこうはくりしょう)」も黄ばみがかって見えます。
その他の爪が白く濁る原因
爪が薄くなり彎曲(巻き爪)するなどの症状は、ダイエットや栄養不足に多い「卵殻爪(らんかくそう)」の場合があります。
強度がなく割れやすい爪も注意が必要です。
その他には、貧血や血液トラブルから「青白く見える」場合や、慢性的な圧力や薬品の反応など「外的影響」によっても白濁する事が多々あります。
こういった場合は、爪を見なくても貧血による症状が現れるので、すでに理解している方も多いハズです。
時として、ストレスや癖などから、爪を噛む行為が原因となっている事もあります。
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