巻き爪 用語集

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巻き爪専門用語集

 巻き爪や陥入爪に関する専門用語集です。

彎曲爪(わんきょくそう)
巻き爪を正式には「過彎曲爪(かわんきょくそう)」と言います。患部の爪全体が弓なりに丸まってしまうことを言います。
陥入爪(かんにゅうそう)
陥入爪とは、爪が皮膚に食い込んで痛みのある変形した爪を呼び、主に皮膚に食い込んでいる爪の部分的な丸まりが多く、深爪など切り方によっては爪がささくれた状態になり、皮膚の刺激・炎症を起こす場合が多く見られます。
爪母(そうも)
爪の根元の皮膚内にある爪を作る細胞。この細胞が破壊・壊死することで爪を生やさなくさせる外科手術による巻き爪治療法もある。爪の一部、または全部が無くなることへの抵抗があり、かなり痛みの進行した症状に対して施行されることが多い。
爪白癬(つめはくせん)
爪水虫とも呼ばれる、爪の間に白癬菌が感染した症状。初めは爪ではなく指先が水虫となるケースが多く、徐々に爪の間へと感染、長時間のブーツや雨で濡れたりする環境が引き金となることが多い。症状として、爪の色が白色・黄色・黒色などに変色し、爪の表面が崩れ、新たな水虫の原因となる。爪白癬からの巻き爪もあり、その場合は皮膚科での爪白癬の治療も平行して行う必要がある。
スクエアオフカット
巻き爪や陥入爪にならないために推奨される爪の切り方。深爪に注意しながら、爪の両脇の部分を引っ掛かりの無い程度に削ったりカットしたりする必要がある。
ラウンドカット
一般的な手の爪の切り方。足の爪も同じようにラウンドカットで切ってしまいがちだが、足の爪は特に大きな負荷が掛かりやすく変形しやすいので、スクエアオフでこまめに切り揃えることが望ましい。
フェノール治療法
巻き爪治療法の一つで、フェノール消毒薬を用いて爪母を部分的に破壊し、爪の一部を生えさせなくする治療法。爪の根元を切開するため麻酔が使われるが、施行時間はごく短時間で完了できる。デメリットは、爪母を破壊させる加減が難しく外科的治療法の中では再発率が高い。
ワイヤー療法
爪の先端に穴を開け、矯正ワイヤーを通して緊張させる治療法。痛みも無く安心して行える治療法ではあるが、デメリットは時間が掛かることと、医療保険が効かないことで高額になってしまう場合が多い。ワイヤーの変わりにプレートを用いたり、VHO(3TO)という方法など、少しずつ違うものもいくつかあるが、基本的な原理は同じ。